学費(大学の学資金)の貯め方

大学の学資金を可能であれば準備してあげたい。
お金がないからと子どもに夢を諦めさせたくない。
など全ての親の想いだと思います。

大学にかかるお金は理解できたが、どう貯めていくかは悩みどころ・・・
- 大学資金の貯め方
- 児童手当の総額

では学資金の貯め方についてお伝えしていきます。
児童手当金
児童手当は国から支給される養育費です。
3歳まではひと月あたり15,000円、3歳以上から高校卒業まではひと月あたり10,000円支給されます。
総額234万円です。
第三子は(第三子に該当する期間)ひと月あたり3万円支給されます。
学資金の貯め方
まず学資金を準備するに当たって、国から支給される児童手当金には手を付けないようにすることが大切です。
次に給与天引きにより強制的に残すことができて、かつ使いにくい状態(引き出しにくい状態)であると必要な時に必要な額近くを貯めることができます。
具体的な貯め方
学資金の準備は安定性と確実性が大切です。
このことに加えて、親がどれほどリスクを取ることが出来るかで何に投資するかが変わってきます。
ではどのような方法で貯めることができるのか、具体的に説明していきます。
・元本保証が絶対な方→→定額貯金や定期預金(残念ながらインフレ対応できず)
・リスクは取りたくないが少し増やしたい方→→学資保険(残念ながらインフレ対応できず)
・多少リスクを取っても問題ない方→→ジュニアNISA(現在新規申込不可)や積立NISAを利用してインデックスファンド投資(インフレ対応)

ちなみに下の記事では大学費用がいくらかかかるのか分かります。

私のおすすめの貯め方
安定的にかつ確実に残すことが重要ですので、全額を投資商品に回すことはおすすめできません。
また全額を貯金で準備することも低金利で全く増えることがないという面でおすすめではありません。(ただ投資は元本保証がないので個人の考え方によります。)

オススメの方法は「組み合わせ」になります。
組み合わせとは現金、学資保険、ジュニアNISAや積立NISAによる投資の組み合わせです。
要はバランスです。
このように「リスク」、「確実性」、「安全性」のバランスを取りながら準備します。
参考①
余談になりますが、私は老後に備えて個人年金保険に加入しました。
加入当時は個人年金保険料控除の恩恵(節税)と積立以上に増えて貰えるならと考えていました。
ただこれには落とし穴がありまして、将来貰える金額が確定している商品だったためインフレになれば目減りする可能性があるのです。
そのことを理解してからは最低金額まで掛金を減額し、最終的には解約しました。
積立の期間が長くなればなるほど、将来貰える金額が確定しているとインフレになった時に対応できません。
参考②
学資保険の代わりに終身保険の解約返戻金で残す方法もあります。
保険の保障対象者がそれぞれ異なります。
学資保険は子どもですが、終身保険は親になります。
管理のしやすさで好みの問題ですが学資保険であれば子どもごとに満期がきますので管理がしやすいです。
終身保険は解約が必要でタイミング等を管理しないといけません。
そういった面でシンプルな学資保険の方がおすすめです。(好みによります)
参考③
準備しなければならないことは分かっていたが、時間も資金もない場合は奨学金や国の教育ローンを検討してみましょう。
奨学金や国の教育ローンについてはこちら↓でお伝えしていますのでご参考にしてください。

以上 学資金の貯め方でした。