現在NISA制度も拡充されていますが、そもそもなぜ投資が必要なのかというシンプルな問いについて考えていきます。
そもそも私は投資が自分に合った経済的自由を手に入れるための手段だと思い株式投資を始めました。
では『経済的自由を目指していない方も投資は必要なのか』というと、『全員がそうではないがほとんどの人にとって投資は必要』と感じてます。
ではその理由について書いていきたいと思います。
- 投資を始めようとするがまだ投資が怖い方
- 投資に関心がある方
私が投資が必要と考える理由は全部で4つあります。
①資本主義
②インフレ
③老後
④お金に稼いでもらうため
では一つずつ見ていきます。
まず第一の理由は資本主義社会の仕組みの中で生きているため
持つ者と持たざる者の差は拡がる社会
資本主義社会は資本を持つ人が出資し、その会社に雇われる人がいて、雇われた人は労働の対価に賃金をもらい、会社が稼いだ利益は出資者のものとなります。
時間という資産は限られていますので、時間をお金に変えること(労働の対価に賃金をもらうこと)には限界があります。
一方、会社は売上げが増えれば増えるほど利益は増えていく傾向がありますので株主が受け取る利益には限界がありません。
なので株式を持つ者はますます富を持つようになり、持たざる者との差は拡がる仕組みとなっています。
では、どうすればいいのでしょう
どうしたら『その差』を縮める事ができるでしょうか。
・・・現実は非情です。一生懸命に働くだけでは『その差』を埋めることはできないのです。
でも・・・『答え』は非常に簡単です。
『持たざる者から持つ者になればいい』のです。
『資産となるものに投資をすればいい』のです。
『株式や債券といった収入源にもなる資産を少しずつでも購入すればいい』のです。
資本主義社会で富を持つ一番の方法は起業して上場する事でしょうが、みんながそんなことを出来るわけではありません。
私もいつか起業したい。夢ですね。
起業した方がいいこと、その差は動くか動かないかだけであることも分かっているけど、起業できていません笑
でもこの夢は諦めていません、その代わりではありませんが少しずつでもしたいことをしていきます。
少し脱線しましたが、ではそこで誰にとっても可能なことは『株式に投資すること』です。
インデックスファンドを通してでもいいんです。
結局個別株より株式のインデックスファンドの方が一番リターンが高いとされてます。
プロが運用するアクティブファンドのほとんどがインデックスファンドのリターンに勝てていません
株式に投資することで『資産を持たざるもの』から『持つもの』になり、しっかりと資本主義社会の仕組みに便乗していけます。
少しでも投資してみると、色んなことを感じて世の中の見方が変わると思います。
私は、貯金した金額より投資した資産が増えるペースに驚いてます。
実際投資してみると他にも色々と変化を感じる事ができます。
第二の理由はインフレが存在するため
現金は実質目減りする
歴史を振り返るとインフレは必ず存在します。
インフレにより物価が上がるとお金の実質価値は減少します。
実際感じてると思いますが、現在日本でも給料がインフレの上昇についていけず生活が苦しくなっています。
我が家でもインフレの影響はもろに受けています。
毎週食費1万円と決めてまとめて買い物してますが、予算内に抑えることが中々厳しいのが現状です。
インフレ率2%であれば35年後にはお金の価値が半減します。
3%で23年後
4%で17年後
5%で14年後
インフレ率が上がると半減に掛かる期間も短くなります。
上記からも分かるように何もせず現金だけでは20〜30年で購買力がこれほど下がるリスクがあります。
リスクとはリスクを取ることではなく何もしないこと
現金は元本割れすることがないため安全ですが、一方で日本円だけに投資しているのと同じことです。
株式や債券に投資せずリスクを全く取っていないつもりですが、実は何もしないことこそ(日本円だけを持つことこそ)がリスクとなっているのです。
インフレによって円の価値は下がるリスクがある
では、どうすればいいのでしょう2
過去のデータから投資資産(株や債券)はインフレ以上の上昇率が見込めていますので、現金だけ持つのではなく『株や債券に投資すること』でインフレに対応し資産の維持ができます。
ここでも出てきます笑 その差は動くか動かないかです。
「資本主義の中を生きていること」や「インフレがあること」からなぜ投資が必要かについてお話ししましたが、これだけでも投資は必要なのではと少し感じられたでしょう。
私が投資が必要と考える理由は他にも2つあります。
第三の理由は老後のため
誰しも働きたくても働けなくなる日が訪れる
誰しもに寿命があるように、歳を取ると心身が衰えて働きたくても働けなくなる日が訪れます。
「働きたくても」働けなくなる日と言うと語弊があるかもしれませんが、働けなくなる日は訪れます。
今は・・・働きたくなくても働いています笑
少し前に世間を騒がせた「老後2000万円問題」もあり、労働収入がなくなる老後に向けて貯金をしているかと思います。
「老後2000万円問題」をざっくり言うと、
定年退職から平均寿命までの20年間の毎年収支が、
マイナス100万円のような状態だから2000万円足りません。
その2000万円を自己責任で貯めましょうと言う話です。
その老後資金を貯金(現金)だけでなく、投資でも残します。
メリットの一つ目は3年以上の投資であればインフレを考慮すると貯金(現金)よりリターンのパフォーマンスが上がる可能性が高くなります。
長期になれば尚更です。
老後も豊かに生きるための資金と年金以外の収入源(配当金)になる
投資で老後資金を残すメリットはもう一つあります。
二つ目は年金しかない老後を株式投資の配当金や債券投資の利息を得ることで年金以外の収入源を増やすことができます。
これが人的資本を金融資本に変えると言うことです。老後でなく現役世代でも収入源が増えるのは嬉しいです。
例えば月3万円でも増えれば、老後に毎月夫婦2人でフレンチに行くことも可能です。
ちょっとした非日常の体験を少し我慢せずに過ごす助けとなるでしょう。
ここで脱線しますが、
忘れてはいけない事はそれでも所詮、
お金は人生を少し豊かにする『道具』に過ぎません。
お金が人生の全てを決める訳ではありません。
死ぬ時に持っていくこともできません。
なので今を楽しむためにお金を上手に使いながら老後に向けて少しずつ貯金と投資をしていくことが大切です。
第四の理由はお金にお金を稼いでもらうため
銀行預金で増える時代は遠い過去の話
今、長期金利が上昇し始めていますがそれでも銀行預金の金利は0.1%です。
銀行預金の話になると年配の先輩からは郵便局の貯金金利が6〜8%ぐらいあったとよく聞かされました。
8%であれば元本が9年で倍になりますからすごい時代でしたが、今は銀行に預けていても全く増えません。
なんなら利息よりお金を引出す手数料の方が高くついて、「預けているだけのつもり」が「預かってもらっている費用が掛かっている」かもしれません。
しかし、その何も稼がない預金を投資にまわすとお金がお金を稼いでくれます。
どういうことかというと・・・
株を所有していれば、あなたの代わりにその企業の従業員が働いてくれる
今更ですが株に投資することは株主になることです。その企業が稼いだ利益は株主のものです。
つまり、株を所有していれば、あなたの代わりにその企業の従業員が働いてくれているのです。
これは非常に好きな考え方です。
所有する株の企業の従業員があなたが昼寝している間もあなたの代わりに働いてくれます。
所有する株の企業があなたの代わりに24時間365日利益を出すために活動します。
株主となったあなたは自分の時間を切り売りせずにお金を稼ぐことができます。
投資したお金がお金を稼いでくれます。
日々使うお金があなたの利益に繋がる
詩人の家は5人家族なので、毎月食費などたくさんの生活費が掛かっています。そして外食にもたまに行きます。
そこで例えばイオンの株を所有していれば、イオンでの日々の買い物はあなたの利益となります。
マクドナルドの株を所有していれば、マクドナルドでのお昼代はあなたの利益となります。
そうなんです。
あなたが日々使うモノやサービスを扱う会社の株を所有すれば、あなたが支払ったお金は回り回ってあなたの利益へと繋がっていきます。
日々利用するモノ・サービスを扱う企業に投資すれば、
「現金より増える可能性があって」「新たな収入源になって」
「あなたのために働いてくれて」「あなたの利益になる」
一石四鳥です。
こんな素晴らしい事はないです。
可能性は無限大です、これが投資です。
お金の勉強をたくさんしていたにも関わらず私たち夫婦は元々安牌を望む性格なので、投資金額は限られた金額しか行っていませんでした。なのでポートフォリオのほとんどが現金でした。
ですが今多くの資金を運用していて感じるのが、もっと早くすれば良かったなと感じています。
なので今回の記事をみて少しでも投資について前向きに考えるようになれば嬉しいです。
以上『なぜ投資が必要か』について、「資本主義」「インフレ」「老後」「お金にお金を稼いでもらうこと」の4つの理由から私なりの必要性を説明しました。
何もしないことこそがリスクの世の中に生きているのです。
Stay investor. Stay owner.